不良灯油について良くあるQ&A


 

     

Q 不良灯油によるトラブルって多いんですか?

はい非常に多いです。修理の約半数が不良灯油が原因です。
100Vのコンセントを差し込めば正常に使える多くの家電製品と違い、ファンヒーターの場合
燃料源である灯油がクリーンな状態でないと、着火不良などのトラブルを招きます。



Q どんな症状が出ますか?

一番重要な灯油に問題がありますので、さまざまなトラブルを引き起こします。
以下代表的な例です。

・給油ランプが止まらない
・着火不良がおきる、着火時白煙が出る
・燃焼中異音や、パワー不足などを感じる
・換気サインが出て途中消火に至る
などが主な症状です。



Q そもそも不良灯油って何ですか?

不良灯油には、大きく分けて変質灯油不純灯油の2種類があります。
変質灯油は灯油の性質が劣化したものをいい、不純灯油は種類の異なる液体や異物が混じった
灯油の事をいいます。
どちらも石油燃焼機器にとっては、故障の原因となります。

〜変質灯油〜

・昨シーズンから持ち越した灯油(ポリタンク内にうっかり灯油を残してしまった)
・日光が当たる場所、高温の場所で保存した灯油
・フタを開けたまま保存した灯油
・うす黄色をおびた、甘酸っぱい臭いのする灯油

〜不純灯油〜

・ゴミや結露などにより水分の混じった灯油
・灯油以外の油を使った事のある容器に保管された灯油
・ガソリン、天ぷら油、機械油などの混じった灯油


Q 変質を防ぐ保管方法ってどうすればいいの?

必ず灯油用ポリタンクでしっかりとフタを閉め、屋内の直射日光の当たらない場所で保管して
下さい。
また余った灯油は、絶対に次のシーズンまで持ち越さないで下さい。
密閉したポリタンク内は真夏には蒸し風呂状態となり、ほぼ確実に灯油の成分は変質します。
シーズン終了近くになったら大量に買わず、灯油を持ち越さないようにシーズン中に使い切って
しまうのがコツです。
またベランダなど雨水や外気の湿気を受けやすい場所での保管は、タンク内に水滴が溜まる
恐れがありますので、避けた方が良いでしょう。



Q ポリタンクってどんなものを選べばよいの?

一番問題があるのは、非常時などの水用として売られている乳白色のポリタンクです。
これは太陽光線を良く透過するのでベランダなどに放置しておくと、紫外線の作用で短時間の
うちに変質灯油に変えてしまいます。
濃い色つきのもので日陰保管・・が原則です。

〜灯油用として適しているもの〜

・青や赤色といった、顔料の入っている色の濃いもの
・推奨マーク付きのもの(日本ポリエチレンブロー製品工業会推奨のもの)

〜灯油用として適していないもの〜

・乳白色のもの
・その他金属製など、熱や湿気の影響を受けやすいもの



Q シーズン終了時のお手いれ方法は?

内部の油受け皿に灯油が残った状態で夏を向かえますと、ポリタンクの残り灯油と同じく
変質灯油化する可能性が高いです。
以下の要領でお手入れをお願い致します。

1. ヒーターにセットしてあるカートリッジタンクの灯油を、まずは使い切って下さい。
2. 次にカートリッジタンクを抜いて、下部にある白い「油フィルター」を外して下さい。
3. タンクが空でもその下にある「油受け皿」には、コップ2〜3杯程度灯油が残っています。
  スポイト等で灯油を抜き取り、残りはきれいな布やウェスで完全にふき取って下さい。
  この部分に灯油が残っていますと、翌シーズンに新しい灯油をセットしても、まず先に
  受け皿内の変質灯油が気化器に送られる事になります。 

ご注意:汚れている部分は布やウェスでふき取るだけで充分です。濡れぞうきん等のご使用はお避け下さい。
    油フィルターなどのゴミは綿棒などで取るのが良いでしょう。
    くれぐれも水で洗浄したりしないで下さい。
    油フィルターが真っ黒に汚れている場合は、セットされた灯油が汚れてしまいます。
    消耗部品ですので交換しましょう。